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愚者の跳躍

ロックマンの絵とか文とかのログ倉庫。2ボス、ワイリー陣営で腐ってます。マイナーCP上等。NLもあります。サイトは戦国BASARAメインです。

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カオス06(M←B)

2009/07/06(Mon)23:38

再構築最終話もようやくチマチマかき始めましたが、ここでまさかのM←B。
メタクイが(馬鹿夫婦に)落ち着いてきて、バブスプもちょっと長めに書いてみたいネタができて……ってところで、なんか三男が一言言わせて欲しかったようで。

『MQ前提で将来のBSpにつなげるためのM←B会話』という、どこに突っ込んだらいいかわからないエピソードだったので、ここに載せておきます。最後のほうにちらっとQとC。

そんなこともあったんだなぁと思っていただければいいかと。





<その6>


「ねえ、兄さん」
「何だ?」
「僕ね、兄さんのこと好きだったよ」
「今は違うのか?」
「そうじゃなくて。クイックみたいに、兄さんのことが好きだったんだよ」
「……そうだったのか」
「全然気づかなかったでしょ」
「全然気がつかなかったな」
「クイックの時もそうだったよね」
「確かにな」
「突然こんなこと言われて困ってるでしょ」
「正直困っているが、過去形だったからな……俺はどうしたらいい?」
「どうも何も、今までどおり僕の兄さんでいてくれればいいよ」
「どの道、そうしてやることしかできないからな」
「でしょ? 僕、兄さんのことが好きだったけど、クイックほど好きなわけじゃなかったんだよ。最近の二人を見てるとすごく思うんだけど、僕には兄さんの恋人にはなれないや」
「そうか」
「兄さん、本当は甘えるのが好きなんでしょ? 多分、僕もそうだから。僕には受け止めきれない」
「…………」
「それにね。誰かに聞いたかもしれないけど、僕、兄さんが死のうとした時、止められなかったよ。兄さんは僕を死から引き戻してくれた。あの時、僕が本当に死を選んでしまう可能性を考えなかったわけじゃないでしょう?」
「……そうだな。死んで欲しくなかったが、止められなかったら俺が責任を取るつもりだった。あの言葉に嘘はないぞ」
「うん。でも、僕はね、兄さんを止められなかった時、その命を背負う勇気はなかったんだ。怖くて、ただ見てるだけだった。でも、クイックは違った。失敗したら、自分も死ぬ気で兄さんを呼びに行った」
「……多分な」
「だから、負けたなぁって思ったんだ」
「そうなのか」
「うん。だからね。僕は僕を引き戻してくれた兄さんと、兄さんを引き戻したクイックの幸せを願うよ。二人とも大事だし、兄さんが幸せそうなのを見るとほっとする」
「そうか」
「たまにクイックが心配になるけどね」
「そうか?」
「そうだよ。あんまりボケるのもいい加減にしなよね」
「……むう。だが、お前も恋人が出来たらこうなるぞ」
「ちょ、断言しないでよ。いくら好きでも兄さんほど頭おかしくなんてならないよ」
「失敬な」
「はいはい。これで僕の話はおしまい。久しぶりにたくさん喋って疲れちゃったよ」
「そうか。では、今度は俺の話をしようか」
「え……?」
「約束してくれ。いつかお前に大切な人が出来て、その人が死に向かっていたら……今度こそ、お前が止めると」
「僕、が……?」
「生きて欲しいというのは、つまり我侭だ。俺はそれに救われた。お前もだ。そういうのは、一生に何回もあるものじゃないだろう。だから、俺のためにお前が来なかったのは、お前には助けに行くべき人が別にいるということだ」
「……兄さんて結構ロマンチスト?」
「心を持ったロボットなど、浪漫で出来ているようなものからな」
「そうだね。約束するよ。いつか大事な人が死に向かっていて、でも死んで欲しくないと思ったら、恐れず連れ戻しに行くって」
「その時は俺も、最大限に力を貸すと約束しよう」
「ありがとう。本当はね、ちゃんと振って欲しかったんだ。自分の気持ちにケリを付けたくてさ」
「すまんな」
「もっとハッキリ言ってくれる?」
「お前の気持ちには応えられない。すまない」
「うわー、結構キクー」
「……お前が言わせたんだが」
「うん、そう。だからごめんね。ちょっとだけ……クイックには悪いけど」
「弟としてなら、あいつも怒らんだろう」
「どうかなぁ……クイックとは上手くやりたいんだけどなぁ。可愛い弟だしね」
「そう思っていてくれると、有り難い」



「…………」
「…………」
「……クイック、大丈夫?」
「何がだよ」
「バブルに『しっと』してない?」
「……しねーよ」
「俺もメタルに『よしよし』してほしいよ?」
「お前にも嫉妬しねぇし、ヒートにもウッドにもしねーの。メタルは皆の兄貴なんだし、弟甘やかしたっていいだろ。俺のをちょっと貸してやってるだけなんだから、嫉妬なんかする必要ねぇよ」
「……それ、『しっと』じゃないの?」
「ちげーの!」
「クイックはいつも『よしよし』してもらってるから?」
「どっちかってーと、俺がメタルにしてやってんだよ」
「……クイックすごい。えらい」
「だろ? だからいいんだよ。バブルだってたまには甘えていいだろ。それに……」
「それに?」
「俺だって、バブルのことは大事な兄貴なんだから」


+++


BSpにつなげてみる。
再構築までのBの選択と、BSpでの「死んで欲しくない」っていう気持ちがイマイチ噛み合わなかったのですが、なんかこんな会話があったらしいです。
何故他人事のような感じかというと、本日仕事中に自己主張されたからです(仕事せぇ)。気分的には「あー、はいはい。そういうことがあったのね。メモっとくよ」な感じだからでしょうか。

まあ、私が書いたんですけど。
結構そういうことが多いですね。頭捻ってネタ出した話って大抵面白くないので、ネタが降りてきたって状態なんだと思いますが。所詮電波を受け取るためのアンテナみたいなもんなのかと。
自分で発信して自分で受信するアンテナですが。


Q的にはメタ兄「に」甘えるのはギリOKらしいです。逆にメタ兄「が」甘える・頼るのは多分NG。青兄とか特にヤバイ。あと呑み友の影もやや危険区域にいるかもしれない。でもAは仕方ないと思えるのにFは生意気だと思ってしまうのは何故ww唯一の例外は博士か。



素敵なお題配布サイトさんを見つけて漁ってたら大変なことにw
やりたいお題ばっかりじゃないかwww
まあ、やりたいことが多いのはいいことです。


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