超ダウナーなテンションのままになんか暗っぽい話が浮かんだので投下。
久しぶり?にフラロルです。互いの名前呼んでませんけど、フラロルってことで。
<その24>
ねぇ……
「何だよ」
あなたが今タイムストッパーを使ってー……
「ああ」
何かの拍子で装置が壊れちゃってー……
「あン?」
永遠に時間が止まっちゃえばいいのにね……
「……冗談じゃねぇよ。そしたら俺は時の止まった世界で永遠に一人ぼっちだろうが」
そっか。あなたは動けるんだっけ。
「そーだよ。ったく……何を言うかと思えば」
じゃあ、装置の故障であなたも止まっちゃえばいいんだわ。そしたらずっと、ずっと、こうしていられるのに。
「……そうだな」
馬鹿だなって、いつもみたいに否定してくれればよかったのに。
寂しげに同意なんてするから、余計しんみりしちゃったじゃないの。
(Werde ich zum Augenblicke sagen: Verweile doch, du bist so schoen!)
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ドイツ語はファウストのアレです。ファウスト好きでした。っていうか、メフィストが好きだったんです。いや、今でも好きですけど。
[7回]
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