最近アクセス解析を見るとこのブログをブックマークしてくださっている方が結構いるらしく、なんだかとってもスイマセンな気持ちです。ちゃんとしたもの更新できてなくて!!
気がつくと冬コミの原稿もせんと(やれよ)手ブロをごりごり書いてしまってるんですが、今日は酒が入ってるのでかわいそうな小説の読み方を書いてみます。
妄言いっぱいなので気をつけてくださいね!!
自分、秋山先生の「E.G.コンバット」「猫の地球儀」「鉄コミュニケイション」がバイブルで何十回も読み返してるわけですが、今回は「鉄コミュニケイション」について。
漫画だかアニメだかが原作で、初めて名前を聞いたのは中学の頃聞いてたラジオで流れたテーマ曲のリクエスト。そのときはなんとも思わなかったんですけど、図書館で見つけて読んでみました。
最終戦争で人類が滅んだ後、ロボットだけがなんとか生き残れている世界。30年ぶりに6体のロボットにコールドスリープから目覚めさせられた13歳の女の子ハルカが主人公なんですが……漫画も買ったんですが、ぜんぜん別物でした。
ハルカは眠る前の記憶を全て失っているんですが、彼女とロボットたちの関係がとっても「家族」で可愛くて大好きです。秋山先生の話なので超容赦なく強力な敵が出てきて心が潰れるくらい悲惨な話があったりしますが、とても「家族」が感じられるこの話大好きです。ロボット同士の戦闘が超カッコいいのでロックマの小説書く際にかなり参考にさせてもらってます。人間とロボット、本物と偽者の間で悩むロボットの話とか、とってもキュンとしますしね。
で、何がどうかわいそうな読み方かというと、「キャラ当て読み」です。昔から良くやってしまう癖なんですが、嵌っている別作品と読んでいる話をリンクさせてしまう……脳内コラボと言えば聞こえは良いですけどね。
キャラ入れ替えとかもやってしまいます。
鉄コミでは、スパイク君はウッド、クレリックさんはメタル、アンジェラさんはクイック……我ながら文章に起こすと恥ずかしいですね!!
ワイリー博士にゆかりのある女の子を世話することになってしまったDWNの夢小説とか、とっても読みたいなぁと思うんですが、誰も書いてくれないので脳内自家発電してます。需要もなさそうだし、ヒロインがハルカまんまだし。
ウッドくんヒートくん、フラッシュさんクイックさんバブルさんエアーさんメタルさん……クラッシュは「くん」かなぁ。彼らがそんな風に呼ばれてる光景を想像するとと萌えるんですよ。私だけですねそうですね。青年と少女の組み合わせがとても好きなのでヒロインは10代前半の方が感情移入できてしまうorz
夢小説話についてはもういい加減にしときます。
これはまた別の鉄コミ話題ですが、ロボット同士が通信する際に「RTRプロトコル」というものがあるという設定になってまして、会話してる光景がなんだか妙に燃えます。
METAL-RES(001):――ということらしいが、一体何を話せばいい? :EOS
AIR-RES(001):俺に聞くな。 :EOS
FLASH-RES(001):こうやって適当に話してりゃ満足するんじゃねえか? :EOS
METAL-RES(002):そうか……何か面倒なことを喋らされるのかと思っていた。 :EOS
まあ、こんななんですが……脳内だけでおなかいっぱいにしておきます。小説内での通信方法があやうくこれになるところだったんですが、さすがに自重しました。ここで書いてたら何の意味もありませんが。
追記に「鉄コミ」で一番好きなセリフについて書いておきます。壮絶なネタバレです。
アイザ,ック・ア,シモ,フ原理主義者とか純粋なファンの方は見ないほうが良いと思います。多分。あと結構乱暴なこと言ってるかも。
小説版の鉄コミでは「人間」ハルカの前に彼女まったく同じ姿をした「ロボット」イーヴァが現れます。二人は(特に分け合ってハルカの姿を擬態しているイーヴァは)ロボットと人間の違いについて思い悩むわけです。大好きな人(ロボットですが)に「ハルカの涙は本物だけど、お前は泣いて見せてるだけだ」って言われちゃったり。
何が好きなセリフかって、以下語りを含めて反転のクレリックさんの宣言なんですが。
「早い話がですね、我々とハルカ様の立場には毛ほどの違いもないく、奉仕隷属強制命令したりされたりするくらいなら死んだ方がマシであり、つまるところアイ,ザック・ア,シモ,フはクソして寝ろってわけですよ。我々は我々自身の意志を肯定するようにハルカ様の意志も肯定します。ロボットであるか人あるかに関係なく、同じ思考する物体として、どこまでも対等の存在として、我々はハルカ様の意思と行為を肯定します」
秋山先生自身の言葉なのかなとも思います(コミック版ではロボット三原則には従えないという発言があるので)。わりと人間(的なキャラ)とロボット(的なキャラ)が対等というか、そういう書き方をする方なので。最近は中華ファンタジー?を書いてらっしゃいますが、またSF書いてくれないかなぁ。
ブログをはじめてから何度も思うんですが、私の目指すDWN(というかワイリー博士)はこれなんですよね。ハルカいわく「ヒクツなドレイ根性」から自由になった意志ある存在。ロックマンの世界の「心を持ったロボット」はそうあって欲しいと思います。現実でない世界の話なので、現実では絶対に追いつけない技術で心を開発していて欲しいのです。
もしロックマンの心が偽者で、感情も「感情っぽいものを演じる」プログラムでしかないなら、彼を「正義のヒーロ-」と呼ぶことは私にはできません。彼が「人間を守る」というプログラムにしたがってワイリー博士の野望を阻止しているだけだとしたら、ロックはヒーローでもなんでもなく、ただの装置に過ぎません。もちろん、そういうヒーローもいますけど、ロックはそうであって欲しくないです。ちゃんと悩んで、苦しんで、それでも戦うことを選ぶしかない自分を悲しんでほしいです。だからA先生のロックはかっこよく見えるのかな。アレが全部「プログラムが演じさせてるんですよ」じゃあまりにも悲しすぎるので。
人に造られた存在であっても胸を張って生きている「鉄コミ」の彼らが好きです。
うちの子たちもそうであるように、これからも書いていきたいと思います。
ちょっと語りすぎましたね。
結構マイナー小説の宣伝なところもあるので、もし興味を持って「小説版・鉄コミ」を手にとっていただければ幸いです。[0回]
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私の馬鹿あ
2008/12/17(Wed)00:10
No.1|by 朱月|
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