メモ的会話文。
※煙管咥える大谷さんはなんかエロいと思うんだよ。
*
「刑部」
「なんだ、三成?」
「それはやめろ。煙い」
「ならば吸うておる間は離れておれ」
「何故そんな棒切れなどに隔てられねばならん」
「今日のぬしは面白きことを口にするものよ」
「何が面白いものか。私はそれが嫌いだ」
「ほう?」
「貴様の舌が苦いのもそれのせいだろう。口を吸われるとすぐにわかるぞ。私はあの味が嫌いだ」
「三成よ」
「何だ。反論があるなら聞いてやる」
「いやいや、反論などではのうてなァ……ヒヒッ」
「何がおかしい」
「いやァ、ぬしはコレに悋気でも起こしやるか」
「な……っ、い、いつ私がそのような事を言った!」
「ああも口元ばかり睨みつけられてはなァ……いや、よいのよ。われの唇はぬしのものゆえ」
「ば、馬鹿な事を言うなっ!」
「ヒヒヒッ……あまつさえ、われの舌がどのような味をしていやるかなど」
「絡めて欲しいと云うておるようにしか聞こえぬわ」
[8回]
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